長期入院

長期入院患者がふえている背景とそれに伴うさまざまな問題点

長期入院患者がふえている背景とさまざまな問題点

一般的な病気の場合ですと、病院にて治療が終わって完治となれば退院となりますが、治療の難しい病気であったり、自宅での受け入れが難しかったりする場合には、やむを得ず長期入院となってしまう場合があります。

 

実は、長期入院にはさまざまな問題点が指摘されているのです。

 

容態が安定しても退院できない人たち

病院への入院は、治療が目的で行われるものですが、治療が終了し、容態の安定した患者であっても、家庭の事情により自宅へ帰ることができない場合があります。

 

このような事情によって、入院を継続せざるを得ないようなケースを「社会的入院」といいます。

 

これらの社会的入院は、医療費の増大やベッド数減少などのさまざまな問題を発生させています。

 

また同じ病室で長期間にわたって安静にし続けたとしても、さまざまな精神的、肉体的障害を発生させることも知られています。

 

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医療費が増大するなどのさまざまな問題

自宅での受け入れ体制が整っていないために入院を続ける「社会的入院」は、特に介護の必要な高齢者に多くなります。

 

高齢化社会を迎えている日本では、今後はますますこのような事情での長期入院が増えていくと予想されています。

 

病院のベッド数は限られていますので、長期入院によってなかなか空きがでないということにもなりかねません。

 

治療のために本当に入院が必要な人のためにベッドを確保できない状況になれば、必要な医療サービスが満足に提供できなくなってしまいます。

 

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さらに、長期入院する患者が増えることによって、国が負担する医療費がどんどん増大してしまうことも大きな問題です。

 

税金は年々増し日本の医療における平均入院日数は、他国とくらべて長期間であることが知られています。

 

そのため、入院日数を減らすねらいで、長期入院の診療報酬の引き下げ等が行われています。

 

そのため、長期入院患者が、強制的に退院をせまられるようなケースもふえているようです。

 

長期入院にともなう体や精神機能の低下

長期入院中は、外を出歩いたり、他人との会話をする機会が減ったりすることで、さまざまな問題が発生します。

 

「足は第二の心臓」とも言われますが、入院中は足を動かす機会がほとんど無くなってしまいます。

 

それにより筋力の低下や、血流が悪くなって血栓が作られる原因となったりします。

 

また、同じ部屋で刺激のない生活を長く続けることで、精神的な機能が低下することも知られています。

 

特に、ひとりきりで窓のない部屋で過ごさなければならない集中治療室では深刻であり、ICU精神病と呼ばれる症状を発症するおそれがあります。

 

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