任意入院

任意入院というのはどのような形態なのでしょうか?

任意入院というのはどんな形態なのでしょうか?

任意入院とは、「精神保健および精神障害者福祉に関する法律」にて示されている、精神障害者の入院形態の一つです。

 

治療を必要とする精神障害者は、その疾患の性質上、自分の意思とは関係なしに強制的に入院になる場合と、本人や家族が希望する場合の任意入院があります。

 

ここでは任意入院について解説してみたいと思います。

 

治療内容を理解したうえで本人や家族が同意する形態

あなたが病気を発症し入院する必要が発生した場合には、医師からの説明を受けて、治療内容を理解した上で入院に同意することになるはずです。

 

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精神疾患も病気の一つであり、その治療内容を理解した上で入院する患者がいます。

 

このような、精神障害者本人の同意により入院する形態は「任意入院」と呼ばれています。

 

任意入院による精神障害者は、全体の6割程度と言われています。

 

患者自らの意思により入院しているため、入院中は隔離室へ閉じ込めたり、外出や電話などを制限したりすることは、本人の同意なしにはできません。

 

ただし、治療を進める上でこれらの自由な行動を制限しなければならない場合は、任意入院は成立しないと言えます。

 

そのような患者の場合は、別の入院形態へ切り替える必要があります。

 

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強制力のある形態に切り替えることも可能

精神疾患を抱えている患者は、正常な判断力を失っている場合があるため、本人が病院からの外出や、外部との連絡を希望しても、それらを制限しなければならないケースがあります。

 

たとえそのようなケースであっても、自ら同意した上で任意入院した患者が退院を希望した場合は、拘束することはできません。

 

ただし、精神保健指定医が退院は望ましくないと判断すれば、最大で72時間、退院を制限することが可能になります。

 

この72時間により、任意入院から、他の強制力のある入院形態へ切り替えることになります。

 

医療保護入院

患者本人の同意がなかったとしても、その保護者の同意があれば治療ができる入院形態です。

 

保護者というのは患者の親や配偶者などとなりますが、それらの方が不在である場合には、患者が住む地域の市区町村長の同意を得ることになります。

 

措置入院

精神病患者を退院させることで、自分または他人を傷つけたり、その他の迷惑行為や犯罪行為に至ったりする可能性が高いと判断できる場合に、強制的に入院を継続させることができる入院形態です。

 

基本的には保護者の同意を得た上で「医療保護入院」を目指します。

 

精神保健指定医2名の診察を受けた上で、都道府県の知事か政令指定都市の市長の命令により実行されます。

 

強制力があり、家族が同意しない場合でも、入院を継続することが可能です。

 

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